
さようなら、皆さん
TL;DR · 由来 アニメ『犬夜叉』の韓国語吹き替え版で、主人公ユ・ガヨン(原作名・日暮かごめ)が発した台詞である。正確な位置はTVA第5期24話(通算128話)で、原作漫画には存在しないアニメオリジナル回である。 状況はこうだ。ガヨンが学校祭の演劇の準備のため現代へ持ち込んだ干物が妖怪として蘇り、祭りの会場に現れる。犬夜叉がこれを片づける過程で舞台は滅茶苦茶になるのだが…
由来
アニメ『犬夜叉』の韓国語吹き替え版で、主人公ユ・ガヨン(原作名・日暮かごめ)が発した台詞である。正確な位置はTVA第5期24話(通算128話)で、原作漫画には存在しないアニメオリジナル回である。
状況はこうだ。ガヨンが学校祭の演劇の準備のため現代へ持ち込んだ干物が妖怪として蘇り、祭りの会場に現れる。犬夜叉がこれを片づける過程で舞台は滅茶苦茶になるのだが、観客が驚かないようこの騒動を演劇の一部であるかのように締めくくらねばならなかった。そこでガヨンは犬夜叉に抱かれて空へ昇りながら、舞台の退場台詞のように「皆さんさようなら! 私はこの世のすべてのしがらみと束縛を投げ捨て、自分の幸せを探しに行きます! 皆さんもお幸せに!」と叫ぶ。
つまり本来の文脈は退職でも別れでもなく、事故を収拾するための即興のアドリブだった。台詞が大げさに悲壮なのも、演劇の台詞を装う必要があったからである。
拡散
ミームとしての始まりは、この場面を切り出したいわゆる「ガヨンの退職画像」である。空へ舞い上がりながらしがらみを投げ捨てると宣言する構図が、仕事を辞めるときの心情と正確に噛み合い、以後韓国で退職を象徴する定番画像として定着した。同じ用途で使われる『ハリー・ポッター』の「ドビーは自由です」と対になって併せて引用されることも多い。
このミームが韓国語吹き替え版の名称で通用しているのも特徴だ。原作のキャラクター名ではなく「ユ・ガヨン」と呼ばれ、台詞も韓国語版の訳文そのままで引用される。日本の原版ではなく韓国語吹き替えという特定の版からミームが生まれたためである。
用法
- 退職・転職するとき — 退職の挨拶の代わりに添える定番画像
- 除隊・卒業・脱退 — 所属から抜けるあらゆる状況
- グループチャットを抜けるとき — 最後のメッセージとして
- 大げさな別れの挨拶として — 少し席を外すだけでも悲壮に
派生と変種
最も多い変形は後半を状況に合わせて差し替える形だ。「この世のすべてのしがらみと束縛を投げ捨て」のあとに会社・学校・軍隊などを入れて文を組み直す。前半の「皆さんさようなら」だけを単独で使っても意味が通るほど定着している。
実写パロディも多い。退職Vlogや卒業動画で犬夜叉の構図を真似て空へ昇るような演出を付ける方式だが、原本がアニメ特有の誇張演出であるため、実写に移すほど可笑しくなる構造である。
出典
- ナムウィキ「안녕히 계세요 여러분」 — 犬夜叉TVA第5期24話(通算128話)の場面、アニメオリジナル回であること、「ガヨンの退職画像」がミームの始まりであるという記述、韓国語吹き替え版名称の使用
- 情報クラブ「ガヨンの退職画像まとめ」 — 退職画像として流通した形の整理





