
ウェイトチャレンジ
TL;DR · 由来 原曲はアメリカのインディーロックバンドYeah Yeah Yeahsが2003年に発表した「Maps」である。チャレンジで使われるのはこの曲のサビ冒頭「Wait, they don't love you like I love you」で、なかでも「Wait」を長く伸ばして歌う箇所がポイントだ。TikTokで流行したのは原曲そのままではなく、倍速に編集…
由来
原曲はアメリカのインディーロックバンドYeah Yeah Yeahsが2003年に発表した「Maps」である。チャレンジで使われるのはこの曲のサビ冒頭「Wait, they don't love you like I love you」で、なかでも「Wait」を長く伸ばして歌う箇所がポイントだ。TikTokで流行したのは原曲そのままではなく、倍速に編集したリミックス音源だった。
発売から二十余年が経った2024年9月、この音源に合わせた二種類の踊りがほぼ同時に広まり、チャレンジが成立した。20年前のインディーロック曲が音源編集ひとつで蘇った例である。
二系統の振り付け
先に出たのはTikTokユーザー@southernbellesuzieの版だ。2024年9月14日に浴室で撮影されたこの動画は、膝を曲げて下へ弾みながら両手の人差し指を拍ごとに交互に指す動きで、二週間足らずで630万回以上再生され、120万を超えるいいねを得た。
五日後の9月19日、@user_18373563848が同じ音源に別の踊りを投稿した。腰を左右に振りながら両手で叩き、「Wait」の歌詞に合わせて手のひらを上げる制止のジェスチャーで締める構成である。この動画も260万回再生と60万以上のいいねを記録した。
どちらも動作が単純で反復的なため真似しやすく、とくに二つ目の「待って!」の手振りは歌詞と身振りが直感的に一致しており、韓国で「Waitチャレンジ」と名付けられる根拠になった。
拡散
倍速版を使った動画は140万本を超え、「Maps」はTikTok Billboard Top 50チャートで4週目を含め複数回1位を獲得した。10〜11月を通して上位を保ち、12月第1週のチャートでも5位に入った。ストリーミングの数値も併せて跳ね上がり、原曲メンバーが自らのミュージックビデオのコメント欄に反応を残しもした。
韓国およびアジア圏では言語を変えて歌う変形が流行した。韓国語・日本語・中国語に訳して歌ったり、済州方言版まで登場したりと、同じ振り付けの上で言語だけを差し替える形で消費された。愛犬と一緒に踊る版のように対象を変える派生も多かった。
用法
- 話を遮って注意を引くとき — 「Wait」の手振りだけを切り出す方式
- どんでん返しを予告するとき — 動画の途中に音源を入れて流れを断つ
- 多言語版の遊び — 同じ振り付けに自分の言語・方言を乗せて比べる
- 日常のVlogで — 慌ただしい状況を要約するカット転換として
出典
- Know Your Meme「Wait, They Don't Love You Like I Love You」 — 原曲情報、2024年9月の二つの振り付けの登場時期とアカウント、再生・いいね数
- Billboard「Yeah Yeah Yeahs's 'Maps' Is No. 1 on TikTok Billboard Top 50 a 4th Week」 — チャート1位の記録と使用動画140万本
- Dexerto「What is the 'Maps' dance on TikTok?」 — 二つの振り付けの説明と拡散の経緯
- The Daily Dot「Wait! Have You Seen The Maps Dance Yet?」 — トレンドの整理
- トレンドアワード「世界中で流行中の『ちょっと待って〜!!』」 — 韓国での紹介、多言語・済州方言の変形、12月第1週チャート5位





