
O RLY?
TL;DR · 由来「O RLY?」は「Oh, really?(へえ、本当に?)」を縮めた表記で、分かりきった話や怪しい話に皮肉っぽく聞き返すネット表現だ。目を丸くしたシロフクロウの写真の下に白いImpactフォントで「O RLY?」と入れた画像マクロとして広く知られる。文句と写真は別々に生まれた。写真は自然写真家ジョン・ホワイト(John White)が撮影したシロフクロ…
由来
「O RLY?」は「Oh, really?(へえ、本当に?)」を縮めた表記で、分かりきった話や怪しい話に皮肉っぽく聞き返すネット表現だ。目を丸くしたシロフクロウの写真の下に白いImpactフォントで「O RLY?」と入れた画像マクロとして広く知られる。
文句と写真は別々に生まれた。写真は自然写真家ジョン・ホワイト(John White)が撮影したシロフクロウで、2001年2月17日にUsenetのニュースグループalt.binaries.pictures.animalsに投稿された。ホワイトによれば、フクロウが驚いたように見えるのは犬のように口を開けて体温を下げていたからだという。文句のほうは、2003年8月20日にSomething AwfulフォーラムでユーザーFantastipotamusが「o rly? Best essay ever.」と書いたのが確認できる最古の用例だ。2004年10月20日にはYTMNDにジャック・バウアーの画像と組み合わせたマクロが上がったが、反応は薄かった。
拡散
両者が初めて出会ったのは2005年春の4chanだ。ホワイトのフクロウ写真に「O RLY?」が付けられ、呆れたようなフクロウの表情が文句とぴたりと合って爆発的に広まった。4chanのあるモデレーターが投稿中の「repost」をすべて「owl」に置き換えるワードフィルターを入れると、ユーザーたちは「every day is owl day」と書いたフクロウのマクロを大量に投稿して応酬したこともある。検索での関心は2005年末から2006年初めにピークを迎え、その後ゆるやかに下がった。YTMNDにはこのフクロウを使ったアニメーションGIFが数百本上がった。一方、写真の無断使用が増えたため、ホワイトは何度も使用停止を求める通知を送っている。
変形と派生
別のシロフクロウ写真で返答を続けるセットも生まれた。「YA RLY」(うん、本当)、「NO WAI!!」(ありえない)、「NO RLY」(いや、マジで)、「SURREALY」、「QUITE RLY」などだ。オンラインゲーム『ワールド オブ ウォークラフト』にはO'ReelyとYarlyという名の競売人NPCが登場し、プログラミング書籍の出版社オライリー(O'Reilly)の動物表紙は「O RLY?」を入れた偽の本の表紙としてパロディにされた。
ミームがマルウェアにまでなった例もある。セキュリティ企業ソフォス(Sophos)は2006年5月、Windows PCに感染すると「O RLY?」のフクロウ画像をプリンターの印刷キューに送るワーム「W32/Hoots-A」を発見した。Visual Basicで書かれ、ネットワーク共有フォルダを通じて広がり、約40台のプリンターのネットワークパスがコードに埋め込まれていた。ソフォスのグラハム・クルーリー(Graham Cluley)は実行ファイルを暗号化すらしていない点を挙げてプロのウイルス作者の仕事ではないと評し、内部のIT構成を知る人物が特定の組織を狙って作ったものとみた。
使い方
- 誰かが分かりきった事実を大発見のように語るときに「O RLY?」
- 明らかな嘘の主張に対する冷ややかな聞き返し
- 相手が「O RLY?」を貼れば「YA RLY」、さらに「NO WAI」で返すフクロウ画像の応酬
出典
- Know Your Meme「O RLY?」 — 2001年2月17日のUsenetへの写真投稿、2003年8月20日のSomething Awfulでの最初の用例、2004年のYTMNDジャック・バウアーマクロ、2005年春の4chanでの組み合わせ、repost→owlワードフィルター、検索関心のピーク、変形の一覧、使用停止通知
- Wikipedia「O RLY?」 — フクロウが口を開けて体温を下げていたという撮影者の説明、「NO RLY」などの変形、ワールド オブ ウォークラフトのNPC、オライリー表紙のパロディ
- iTnews「New worm hoots at users」(2006年5月11日) — W32/Hoots-Aの動作、拡散方法、約40台のプリンターパス、グラハム・クルーリーの発言





