
悲しいハムスター
TL;DR · 由来「Sad Hamster」(Hamster With Big Eyes、Violin Hamster)は、目が異常に大きくなった灰色のハムスターが今にも泣き出しそうな顔をしている動画ミームである。ハムスターは実在の個体で、名前はアルト(Alto)、飼い主はInstagramユーザーのmonyo_meloだ。ただしミームに使われるあの顔は実際の姿ではなく、…
由来
「Sad Hamster」(Hamster With Big Eyes、Violin Hamster)は、目が異常に大きくなった灰色のハムスターが今にも泣き出しそうな顔をしている動画ミームである。ハムスターは実在の個体で、名前はアルト(Alto)、飼い主はInstagramユーザーのmonyo_meloだ。ただしミームに使われるあの顔は実際の姿ではなく、目をデジタルで拡大した加工版である。
最初に大きく広まった投稿は2024年2月8日、TikTokユーザーafekixが上げた動画だ。目を大きくしたアルトにリチャード・マイヒル(Richard Myhill)の曲「Woe Is Me!」を乗せ、一か月でいいね620万を超えた。この曲は『スポンジ・ボブ』の「世界一小さなバイオリン」の場面で使われたことで知られるバイオリン曲なので、音だけで「同情するふりをして笑う」という文脈が付いてくる。
拡散
再投稿の記録が続く。2024年2月9日、XユーザーのDoguindolinkが同じクリップを投稿し、2月11日にはTikTok @Schmetterling471の再投稿が9日でいいね3万9000を得た。2月16~19日には『インサイド・ヘッド』の編集版(再生6万9000)、ハムスター型デザートの動画(いいね1万7000)といった二次創作が相次ぎ、作画・料理・アニメーションへと枝分かれした。
拡散が際立って速かった理由は、素材が二つしかないからだ。悲しい顔一つとバイオリンの音一つで成立し、どんな動画の末尾にも付けられる。
用法
- 些細なことで大きく落ち込んだときの、大げさな自己憐憫
- 他人の不幸に形だけ気の毒がるとき(本気ではないという合図)
- 動画の最後に付けて「それで結局こうなった」を表す締め
「Woe Is Me!」の本来の用法が茶化しだったぶん、このミームも純粋な悲しみより「悲しいふり」に近い。自分自身に使えば本物の自己憐憫になり、他人に使えばからかいになる。
出典
- Know Your Meme「Sad Hamster / Hamster With Big Eyes」 — ハムスターのアルトと飼い主monyo_melo、2024年2月8日TikTok afekixの最初の拡散版(一か月でいいね620万)、2月9日X Doguindolinkの再投稿、2月11日@Schmetterling471(いいね3万9000)、2月16~19日の二次創作、使用音源Richard Myhill「Woe Is Me!」
- Dexerto「What is the sad hamster meme on TikTok? Viral video explained」 — ミームの使用文脈の整理
- Know Your Meme 解説「What Is The Hamster With Big Eyes Or Sad Hamster Meme?」 — バイオリン音楽と結び付いたフォーマットの解説





