
ABSOLUTE CINEMA
TL;DR · 由来 「ABSOLUTE CINEMA」は、マーティン・スコセッシが両手を頭上に上げたモノクロ写真にこの文句を載せた画像コラである。写真はミーム用に撮られたものではなく、2020年1月2日にニューヨーク・タイムズが掲載したスコセッシのインタビュー「Martin Scorsese Is Letting Go」に使われたフィリップ・モンゴメリー撮影の一枚だ。『ア…
由来
「ABSOLUTE CINEMA」は、マーティン・スコセッシが両手を頭上に上げたモノクロ写真にこの文句を載せた画像コラである。写真はミーム用に撮られたものではなく、2020年1月2日にニューヨーク・タイムズが掲載したスコセッシのインタビュー「Martin Scorsese Is Letting Go」に使われたフィリップ・モンゴメリー撮影の一枚だ。『アイリッシュマン』やNetflix時代の映画製作を語った記事で、高コントラストのモノクロと両手を上げた姿勢が説教中の司祭のように見えることが、そのままミームの素材になった。
写真に文句を付けた最も早い例は2022年12月1日で、Xユーザー@YashChillinnがアニメ『チェンソーマン』の場面とともにこの写真を「Absolute Cinema」のキャプションで投稿したものだ。背景には、スコセッシがマーベル映画を遊園地にたとえて「シネマではない」と述べた発言がある。その論争が残した「This Is Cinema」系のリアクション画像から枝分かれした形である。
拡散
フォーマットとして固まったのは2023年だ。3月21日前後に初期版が回り始め、3月23日に『シャイニング』の場面へ付けた投稿が8か月で410ほどのいいねを集めて語られた。4月にはNBA選手ラッセル・ウェストブルックに付けた投稿がリポスト200回、いいね5000回を超えた。映画ファンダムから始まってアニメやスポーツへ移る経路が、この時期に描かれた。
派生も続いた。2023年9月には、穏やかな日常系アニメをグリーンテキスト形式で並べ、最後に写真を付ける「Kino Is Served」版が出てリポスト470回、いいね4900回を記録した。スコセッシの位置に別のキャラクターを合成する形も併用されている。
使い方
ある場面について「これは芸術だ」と宣言する場面で使う。ただし本気の絶賛と大げさな冗談の境目が曖昧なのがこのミームの特徴で、対象が些細なほどよく効く。
- アニメやドラマの名場面クリップへのリアクションとして
- スポーツの決定的瞬間に
- 中身のない場面をわざと名作のように持ち上げるとき
- 自分の好みを大げさに擁護するとき — 真剣さと冗談を同時にまとう用途
出典
- Know Your Meme「Absolute Cinema」項目 — 2022年12月1日の最初期例、2023年3〜9月の拡散・派生記録
- Know Your Meme 解説記事「What Is The 'Absolute Cinema' Meme?」 — 「This Is Cinema」系との関係
- Yahoo エンタメ「What Is The 'Absolute Cinema' Meme?」 — 原典写真が2020年1月2日のニューヨーク・タイムズ記事「Martin Scorsese Is Letting Go」のフィリップ・モンゴメリー撮影であることの確認





