
후드 밈
TL;DR · 由来韓国でいう「フッドミーム」は、アメリカの黒人低所得層地区、いわゆる「フッド(hood)」の日常を写した短い動画に韓国語字幕を付けた形式のミームである。実際には、その発端となったシリーズ名「フッドで生き残る」とほぼ同義で使われる。始まりは YouTube チャンネル「ヒップルミーム(힙플밈)」である。ヒップルミームはヒップホップ・ウェブジン HIPHOPL…
由来
韓国でいう「フッドミーム」は、アメリカの黒人低所得層地区、いわゆる「フッド(hood)」の日常を写した短い動画に韓国語字幕を付けた形式のミームである。実際には、その発端となったシリーズ名「フッドで生き残る」とほぼ同義で使われる。
始まりは YouTube チャンネル「ヒップルミーム(힙플밈)」である。ヒップルミームはヒップホップ・ウェブジン HIPHOPLE のサブチャンネルで、海外のミーム動画に翻訳字幕を付けて投稿していた。同チャンネルが上げた「フッドで生き残る 第1章」がシリーズの始まりで、第1章の条項は「予測不可能に動け」である。元の映像は、男性が洗面台で歯ブラシに歯磨き粉を絞ったあと、その歯ブラシを便器の水に浸し、自分の額を拭くという場面で、説明は一切なくこの条項の字幕だけが載る。
肝は字幕の文体である。法の条文のように「第N章」という番号と短い戒律を付け、元映像の奇行をあたかも実証済みの生存指針の一項目のように提示する。映像には何の文脈もないのに字幕だけが真面目だという落差が笑いを生む。
拡散
流行が本格化したのは2022年6月ごろからである。YouTube ショートに乗って広がり、ヒップルミーム以外の動画のコメント欄にも「フッドで生き残る 第N章」形式の書き込みが付くようになり、このシリーズによってチャンネル自体が大きく知られた。ルリウェブなどのコミュニティにも元クリップが転載され、YouTube の外へ広がった。
拡散の過程で形式だけが残り、元映像との関係が切れたのが特徴である。「第N章」と戒律の言い回しはフッドと無関係な動画にも付けられ、やがて「奇妙だがなぜか筋が通って見える行動」を指すコメントの慣用句になった。
用法
- 予測できないやり方で状況を突破する人物について「第1章」の条項を引用する
- 脈絡なく奇妙な行動をとる動画に、戒律の形式でコメントを付ける遊び
- 意表を突いた自分の選択を正当化するときの冗談として
- 「フッド式」という語で、無謀・大胆なやり方全般を指す用法
出典
- ナムウィキ「フッドミーム」 — 2022年6月ごろからの YouTube での流行、発端がヒップルミームであること、「第N章」形式と第1章の条項を確認
- ナムウィキ「ヒップルミーム」 — HIPHOPLE のサブチャンネルで海外ミームの翻訳投稿を行っていたこと、本シリーズで有名になった経緯
- ルリウェブ ユーモア掲示板「フッドで生き残る 第1章」 — コミュニティへ転載された元クリップの投稿





