
スパイダーマンがスパイダーマンを指差す
TL;DR · 由来スパイダーマンの衣装を着た二人が互いを指さすこの場面は、1967年のアニメ『スパイダーマン』第19b話「Double Identity」から来ている。作中の状況はこうだ。チャールズ・カメオ(Charles Cameo)という悪役は他人に変身して犯罪を犯すが、自分を追うスパイダーマンをまくためにスパイダーマンへ変身する。そして本物と鉢合わせしたとき、互いに…
由来
スパイダーマンの衣装を着た二人が互いを指さすこの場面は、1967年のアニメ『スパイダーマン』第19b話「Double Identity」から来ている。
作中の状況はこうだ。チャールズ・カメオ(Charles Cameo)という悪役は他人に変身して犯罪を犯すが、自分を追うスパイダーマンをまくためにスパイダーマンへ変身する。そして本物と鉢合わせしたとき、互いに相手を指さして「あっちが偽物だ」と主張する。ミームになったのはこの対峙の一コマである。原作では正体を巡る真面目な場面だったが、切り出してしまえば、そっくりな二人が互いを指さしている絵だけが残る。
拡散
ミームとして最初に確認できるのは、2011年2月5日にSharenatorへ投稿された「60年代スパイダーマン」画像まとめである。そこからFunnyJunkや9GAGへ移り、キャプションだけを差し替える画像マクロとなり、その後Redditやtwitterへ渡った。2016年にはヒップホップ界隈で大いに使われ、作風が似ていると指摘されていたラッパーのフューチャー(Future)とデザイナー(Desiigner)をこの構図に当てはめたものが代表例だ。
公式がミームを受け入れた事例でもある。映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の宣伝で、トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド、トム・ホランドの三人がこのポーズを再現し、以後スパイダーマンの映画やゲームの宣伝物でも繰り返し使われている。
用法
- 互いを非難しているが実はどちらも同じというとき ― 偽善を指摘する用法
- 区別がつかないほど似た二つを並べるとき
- 責任を押し付け合う二者を描くとき
三人以上に増やした変種もよくあるが、「そっくりな二人が互いを偽物だと指さす」という原典の構造が保たれているときに最も正確に伝わる。
出典
- Know Your Meme「Spider-Man Pointing at Spider-Man」 — 1967年版第19b話「Double Identity」という出典、2011年2月5日Sharenatorの最初の画像マクロ、FunnyJunk・9GAG・Reddit・twitterでの拡散、2016年のヒップホップ界隈の事例
- TIME「The Origins of the Spider-Man Pointing Meme」 — 悪役チャールズ・カメオの変身設定と原典場面の文脈
- YouTube「Spider-Man (1967) 『Double Identity (Spider-Meme)』 Clip」 — 当該場面の映像





