
マグル (머글)
TL;DR · 由来「モグル(머글)」は、英国の作家J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する単語「Muggle(マグル)」を韓国語にしたものだ。作中では魔法使いや魔女ではない、魔法の力をまったく持たない「普通の人」を指す。韓国のネットでは、この言葉がアイドルやアニメ、ウェブトゥーンといった特定の文化にハマっていない「一般人」を呼ぶファンダム用語として定…
由来
「モグル(머글)」は、英国の作家J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する単語「Muggle(マグル)」を韓国語にしたものだ。作中では魔法使いや魔女ではない、魔法の力をまったく持たない「普通の人」を指す。韓国のネットでは、この言葉がアイドルやアニメ、ウェブトゥーンといった特定の文化にハマっていない「一般人」を呼ぶファンダム用語として定着した。
作者が作った言葉だが、作品が世界的な人気を得るにつれ現実の英語にも浸透した。韓国語版ウィキペディアによると、オックスフォード英語辞典は2003年版に「muggle」を「特定の技能に欠ける人、あるいはある意味で劣っていると見なされる人」という意味で収録した。米国の辞書も、ローリング作品での本来の意味とあわせて「一般人」を指す俗語としてこの単語を載せている。小説の設定用語が実際の語彙になった代表的な例だ。
拡散
韓国では、ファンダム文化の「内」と「外」を分ける言葉として使われ方が広がった。魔法界の外にいる普通の人という本来の意味が、自分がのめり込んでいる世界を知らない人という意味へと自然に移ったのだ。電子書籍サービスRIDIの公式ブログは、マグルをアイドル、ウェブトゥーン、ウェブ小説などファンダムに関わる文脈で広く使われる表現として紹介し、熱心なファンと区別して気軽に楽しむ「ライトファン」を「マグルファン」と呼ぶこともあると説明している。
こうした使い方は、自分を「トクフ(덕후、オタク)」と呼ぶファンダム文化と対になっている。好きな対象に深くハマった人が自分をトクフと呼ぶなら、その文化に関心のない周りの人はマグルになる、というわけだ。見下す意味というより「私たちの間で通じる話を知らない人」という軽い区別に近く、ファンが自分の趣味を語るときに「マグルの友達にも勧めた」「マグルでも知ってる曲」のように、大衆性を測る物差しとしても使われる。
使い方
- ファンダム文化をよく知らない友人や家族を指して「マグルの友達」「マグルの家族」
- ファン以外にまで知られているという意味で「マグルでも知ってる曲」
- コアファンと区別して気軽に好きな人を「マグルファン」
出典
- 韓国語版ウィキペディア「머글」 — 『ハリー・ポッター』作中の定義、オックスフォード英語辞典2003年版への収録と定義、米国の辞書での「一般人」の俗語としての収録
- RIDI公式ブログ「머글이란? 머글 뜻, 무슨 의미일까?(マグルとは?意味は?)」 — 原作での意味と英語圏での一般人の用法、アイドル・ウェブトゥーン・ウェブ小説ファンダムでの使われ方、ライトファンを指す「マグルファン」





